明治時代に創立、少人数全寮制のリベラル・アーツ教育の伝統が今も残る場所、時ノ台学園。
新藤智はそんな進学校に入学し、ごく普通の毎日をすごす少年だった。
しかし、智には秘密があった。
それは祖母から譲り受けた、時間をコントロールする力を持つ時計を持っていること。
智は時計を活用することで、楽しく効率的な学校生活を送っていた。
あるとき、智は、学園に存在する七不思議と時計との間に関係性があることを突き止める。
探検する中で、智と同じく時計を持つものや、何代も前の卒業生から
七不思議を調べる伝統を受け継いだ新聞部など、ただ学園に通う
だけの毎日ではすれちがっていた少女たちと出会う。
そして……ある七不思議を探ている中で、時間の止まった空間に迷い込むと---
そこには、和服姿の少女が眠り続けていた。
etude 第四弾は、”時”をテーマにした、ミステリアスな雰囲気と”七不思議探し”を
通じてのシリアスな雰囲気を併せ持つ作品。
この二点を通じて、「人間の成長」というテーマを etude なりに丁寧に描き上げます。
原画は、前作の「秋空に舞うコンフェティ」から引き続き、植田リュウが担当。
今作でも、原画のみならずグラフィック画でも統括をし、作品が持つ
雰囲気を余すところ無く描き上げます。
さらに、今作では美麗なビジュアルの中に、キャッチーさも併せ持つ、新境地を切り開きます。
また、グラフィック面は、引き続き etude スタッフによる完全内制にて制作。
背景やカットインに至る、世界観すべてを丁寧に手掛けて参ります。
脚本は、新進気鋭のゲームライター竹田、青葉大の両名が担当。
”時”や”七不思議探し”といった謎が多く読み応えのあるテキストと、
キャラクター達とのコミカルな掛け合いを書き分け、自然とゲームの世界観へと誘います。